昨年のクリスマスの頃から観察を継続している鉢植えの白樺です。
雨水、啓蟄、春分を越えて、目覚めから眠りの世界へ昇ってゆく四大存在が動き始めています。
白樺の冬芽から新たな形が生まれてゆくときの背景の「動き」に着目して描いてゆくと、光から空気へ、空気から水へ、水から地へ、という一連の「流れ」を感じることができるように思いました。
生命の「流れ」を掴むことは非常に重要で、植物が自らの形を作り上げてゆくプロセスを「読む」という行為につながってゆきます。プロセスを「読む」とは大事な人を「想い考える」ということに似ていて、この「流れ」とは「水」のことで、「水」の領域は惑星からすでに始まっていますし、人間はこの「水」を「意思」の力で生み出すこともできます。
シュタイナーによる水の精霊ウンディーネの言霊は「精神の中で考えよ」です。精神の中で考えるとはどういうことでしょうか。植物の芽吹き、伸長、葉を広げ、蕾み、花ひらき、花散って、種となり、枯れてゆく、これらの「流れ」そのものを考えることがきっと「真に考える」「精神の中で考える」ということで、真に考えることで生まれてくる力が確かに存在しますし、そのことをまた考えてゆきたいと思います。
生命の「流れ」について示唆を与えてくれる本があり、一部転記しておきます。
『人間と大地における惑星の作用と生命プロセス』
ベルナード・リーヴァーフッド著 涼風書林
第2の流れの中で植物は初めて可視になります!と言うのも私たちが植物の中に見て、調べるもの全てが、生命からすでに落ちてしまった産物であり、すでに排出物なのです。すなわち:植物-本質存在は地球に近づいて来る。植物-現象はすでに再び地球を去ってゆく途上にあります。
第1の流れは惑星領域を通ってくる受肉の流れで、第2の流れが地球で反転して宇宙へと還ってゆく離肉の流れです。この離肉の中ではじめて植物は自らの身体を形成してゆきます。見えない生命の流れが本当に生きているもので、それらが死んで「骸」となったものが私たちが認識できる「形」であり、生まれつつ死にゆくことで、形が生まれていることです。福岡伸一さんの『動的平衡』や鴨長明の『方丈記』に記されている生命の理は生物の身体に留まらず宇宙空間にまで広がってゆきます。「水」をテーマにして月、空、雲、海、植物の観察をしてゆくことで、少しずつその感覚が育まれます。
農業講座の中にも水と月の関係性が記述されています。
『農業講座』第1講P52 イザラ書房
水が月からやってくる様々な力に対して、地球上で道を示すのに適しているのは明らかであって、水は、地球圏の中で、月の諸力を分配する作用をしているのです。
地球に最も近い領域にいる月の様々なリズムを追ってゆくことが、宇宙空間を感覚してゆく扉を開くことになります。月領域は生命力であるエーテルの力の門であり、巨大なエーテルの力が月の領域を通って修正されて水と親和し、生命のカタチが与えられてゆくということ。月のリズムが近くで遠く、遠くで近い宇宙の生命空間を知覚することの土台となり、太陽、惑星、星々の領域へとさらに飛翔してゆきます。
春の訪れと生命の飛翔、春分を越え、復活祭を越えてゆく地球が「水」の精霊の力を借りて成していることを雨の日に想います。「水」が生み出す「流れ」の中で四大存在は太陽を目指します。
私たちもまた太陽を目指します。地球の裏側から中心を貫き四肢へ働きかける大天使ミカエルの力が一人一人を勇気づけ、自然存在とともに歩むことをミカエルが導きます。
何度でも諦めずに立ち上がることを。
聖なる1週間が始まりました。