ニホンミツバチが農園の春の野草の採蜜に訪れるようになりました。彼らの生態は学ぶほど驚くものがありますし、なんといってもその愛嬌ある姿。飛び方。着地の仕方。グルーミングの様子。スズメバチと格闘する勇敢さ。仲間を想い、守ろうする姿、等々。
心奪われる人が多いのも頷けます。
夏にかけて昇ってゆく太陽と共に花々は天と結ばれ、青い空に広がってゆく黄金の雲たち。蜜蜂はその熱と光の雲から六角形の結晶をつくりだします。その結晶は人の栄養となり、また蜜蝋にすると火は静かに昇ってゆきます。蜜蝋の火は見る人の心を和らげます。
見えないものから見えるものへ。
見えるものから見えないものへ。
このプロセスを純粋に仕事として為しているのが蜜蜂で、彼らは誰にも止められない限界を超えてしまったテクノロジーの火、原子力の火を「ほんとうの火」へと鋳直し、導いてくれる存在であると感じます。
昨年は女王蜂に不慮の事故が起きてしまい群れが秋頃で死に絶えてしまいましたが、今年は入居してくれるかどうか。採蜜までうまくゆけば少しばかりですが販売できたらと思っています。